
さまざまな職場で勤労者の心理的負荷が増大し、うつ病や心身症の増加が目立つようになってきました。
重要な業務を任された社員が、健康障害に陥って、休業を余儀なくされた場合には、本人だけでなく、周囲への影響も大きくなります。メンタルヘルスケアは労災認定、安全配慮義務、過重労働といった法的問題とも関連する課題でもあり、企業のリスクマネジメントとしての意義は多くの企業でも認知されつつあります。
ただ有効な対策が立てられず実際にどのように取り組めばよいのか、お悩みの企業が多いのが実情ではないかと思います。 サラリーマンのメンタルヘルス不全の8割がうつ病と言われています。このサイトではうつ病を例にとって、職場の労務担当者がどうメンタルヘルスを進めるかアドバイスします。まずうつ病とはどんな病気なのか理解することが大事です。
■うつの原因と症状

■うつ病の症状
鬱病患者さんの訴えるゆううつという感覚は、抑うつ症状、不安、おっくう(抑制症状)からなる複合的な体験です。何を見ても聞いても、楽しさというものが沸いてこない、ひどくなると辛さすら感じない。なんの感情もおかないと表現する人もいます。
うつ病の患者さんの“うつ状態”は、朝起きたときに最も強く、その後時間が経つにつれて薄れていく傾向があります。当然ながら意欲も全くない。毎日の慣れた仕事とか家事、食事や入浴と基本的な生活への意欲もそがれて仕事だけではなく、日常生活の障害も生じてきます。別にストレスも不幸もないのに、ゆううつになるとこれがうつ患者さんの言うゆううつな気分です。 酷い二日酔いが毎日続くと想像するといいでしょう。

鬱病は、それ以外にも身体にいろいろな症状がでてきます。
鬱病では不眠がよく現れます。寝付きが悪くなるだけではなく、いつもよりずっと早く目が覚めてしまいます。
鬱病のもう一つの大きな特色は、肉体的な症状も同時に出現することです。一般的に多いのは、倦怠感、頭痛、手足のしびれ、眩暈、肩凝り、ひどい下痢、便秘などです。
■うつ病の疫学
日本では人口の約3〜5%は一生に一度はうつ病になるといわれています。
うつ病は男性よりも女性に多いといわれています。
責任感が強く、几帳面で、仕事熱心という性格の人に多いと言われています。
うつ病は一般的に、治療を行えば、3カ月から6カ月の経過で、徐々に回復していく病気です。しかしひとたび発症すると少なくともその50%は再発します。長期的な視野で、治療を進めてなくてはいけない病気です。

■うつの原因
うつ病の原因には身体的なものもあります。脳や甲状腺の病気でも、うつ状態になることがよく知られています。また高血圧症・慢性肝炎・膠原病・胃潰瘍の薬でもうつ状態を引き起こすことがよく知られています。
心因性うつ病は、身の回りの不幸や仕事での失敗、人間関係のトラブルといった精神的なショックや心理的な葛藤などによるストレスに起因するものです。最近増加しているうつ病はこのタイプです。
内因性鬱病と言うのは、こうしたきっかけなしに、純粋に脳の生物学的な原因でおきたうつ病のことです。内因性のうつ病は、原則としてひとりでに起こります。時として発症の前に引き金(ストレス)があって、それが内因性のうつ病を誘発することがあります。 精神科の先生の言ううつ病は一般的にこの内因性うつ病のことです。
心因性うつ病は内因性うつ病と症状が似ているので、区別し難いと言えます。内因性のうつ病は、おおよそ予測出来る経過をとることが多いのです。薬の反応も大体予想がつきます。心因性うつ病の時は個人個人で反応が違うというような特徴があります。

■うつ発症のきっかけ
うつは脳の疲労によって起こります、サラリーマンの場合は職場環境や仕事の内容が変わり、それらの状況に応じた能力を早く獲得しなくてはいけないというプレッシャーシャが、脳の大きな負担になります。
プライベート面の出来事も引金になります。悲しいことはもちろん、楽しい時、おめでたい時ホッとした時にストレスが隠れていることがいます。
| 嬉しいこと |
悲しいこと |
ほっとすること |
結婚・出産
昇格・出向・海外赴任
社長表彰
住宅の購入
子供の結婚・進学 |
離婚・死別
降格・同僚の昇格
仕事の失敗
単身赴任・配置転換 |
株主総会終了
決算後
人事異動
ビックプロジェクトの達成 |
|